1 Nov 2020より、シンガポールでは水痘ワクチンが定期接種となります。1回目は1歳、2回目は1歳3か月で実施します。
1回目のワクチンはMMR+Varicella(水痘)←熱を伴うけいれんなどの副反応が少ないため
2回目のワクチンはMMRVの使用が可能です。
●MMR
MMRはMeasles,Mumps,Rubella(麻疹、流行性耳下腺炎、風疹)を予防します。
シンガポール予防接種スケジュールではMMRワクチン1回目は12ヶ月、2回目は15ヶ月から18ヶ月の間に実施します。
シンガポール予防接種スケジュールではMMRワクチン1回目は12ヶ月、2回目は15ヶ月から18ヶ月の間に実施します。
MMRの副反応で一番多いのは、接種部位の腫れと痛み、耳下腺、顎下腺の腫れです。熱を伴うけいれんもまれに起こります。熱を伴うけいれんが、接種する前の期間と比較して3000-4000回に1回の頻度で多かったという報告があります。 接種8-14日後に起こることが多いです。
●MMRV
MMRワクチンの代わりにMMRVワクチンを選択することもできます。
Measles, Mumps, Rubella( 麻疹、 流行性耳下腺炎、 風疹) に加え Varicella( 水痘) もカバーするワクチンです。
MMRワクチンと比べて、副反応の発熱とけいれんの頻度がやや高いと報告されています。
頻度としては、MMRではなくMMRVワクチン接種を選択したとき、熱によるけいれんの副反応が2300-2600回に1回多く起こる、ワクチン接種後5-12日の間に起こることが多く、24-47ヶ月の児に頻度が高いという報告があります。
●熱を伴うけいれんの頻度に関する報告
(MMR+水痘ワクチン同時接種、MMRVワクチンの比較)
MMRVワクチン単独 10000例に8例
MMR+水痘ワクチン 10000例に4例